センダングサの戦略
冬の草むらなどを歩くと、必ず黒い棒状の草の実がズボンや衣服についてきます。 いったんくっつくとなかなか取り去るのが厄介ですが、この正体はセンダングサの実です。

わたしの地域ではこれを「ひっつきむし」とか「バカ」などと呼んでいます。 くっつく前の様子を調べてみると、タンポポの綿毛のように四方八方に球状に広がっています。
写真のように多数が集まってイガイガを作っており、ひとつひとつは細長い棒状です。 球状に広がっているのでどこから動物などが接近してもくっつくことができます。

さらに黒い棒状の先端を見ると、先端が三つ位のトゲに分かれていることが分かります。 これで一層衣類や動物などにくっつきやすくなることが想像できます。

三つ位に分かれたトゲをさらに詳しく調べると、トゲには逆さ向きの細かいトゲが生えています。 こんなトゲがついているのですから、ちょっと触れただけでくっついて離れないのも納得することができます。
くっつきやすく工夫された構造に進化して、種子を広範囲にばらまきやすくするセンダングサのしたたかな戦略を垣間見ることができました。


わたしの地域ではこれを「ひっつきむし」とか「バカ」などと呼んでいます。 くっつく前の様子を調べてみると、タンポポの綿毛のように四方八方に球状に広がっています。
写真のように多数が集まってイガイガを作っており、ひとつひとつは細長い棒状です。 球状に広がっているのでどこから動物などが接近してもくっつくことができます。

さらに黒い棒状の先端を見ると、先端が三つ位のトゲに分かれていることが分かります。 これで一層衣類や動物などにくっつきやすくなることが想像できます。

三つ位に分かれたトゲをさらに詳しく調べると、トゲには逆さ向きの細かいトゲが生えています。 こんなトゲがついているのですから、ちょっと触れただけでくっついて離れないのも納得することができます。
くっつきやすく工夫された構造に進化して、種子を広範囲にばらまきやすくするセンダングサのしたたかな戦略を垣間見ることができました。


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