神戸の大イチョウ
長野県は、10月上旬から紅葉がはじまり、11月ともなると多くの紅葉の名所は見頃を過ぎてしまいます。 そんな中で、長野県の北部に位置する飯山市にある「神戸の大イチョウ」が見頃を迎えているという新聞記事を目にして、一昨日初めて行ってみました。 ところが生憎到着した時には土砂降りの天候になってしまいました。


見上げてカメラを構え大イチョウを撮影していると、余りに樹高が高かったので雨がレンズに当たり、雨粒が写ってしまいました。
正面の鳥居側から見ると、すぐ後ろに山々が見え、大イチョウの裏側に回ると、今度は田畑の広がる原風景を望むことがとできます。
のどかな風景の中に、どっしりと根を下ろして立っている姿は圧巻でした。 また落葉した地面はまるで黄金の絨毯でも敷き詰めたように染まっており、見ごたえ十分の光景に触れることができました。
イチョウといえば銀杏の実とあの独特な匂いが連想されますが、 「神戸の大イチョウ」雄の木でしたので、銀杏を踏みつぶしたりあの匂いに悩まされることもなく、安心して周囲を歩いて見ることができました。
あいにくの雨の中でしたが、かえってほかの訪問者はなく、急いで木の周囲をぐるりと一周しながら、イチョウの木の生命力の強さ、凄さを独り占めして、帰ってきました。
今回は随分落葉が進んだ段階のイチョウでしたが、また天候のいい日に、紅葉の始まった時期などにも来てみたいところです。

