小さな命の育み
きっと家人がいない静かな間に雛たちは巣立っていったのかも知れません。

昨日は、万が一雛が巣箱に残っているようなことがあってはいけないので、扉を開けての確認は今朝になってからでした。 扉をそっと開けてみると、やはり巣の中は空っぽで、雛たちはすべて無事巣立っていったようです。
今まで巣立ちの瞬間を二度見るチャンスに恵まれたのですが、今回は残念ながら何羽の雛が巣立っていったのかさえもわかりませんでした。 しかし残された巣の様子から、無事の巣立ちであったことは十分予想されます。

巣立ちの後、来年に備えて古巣をすべて出し、巣箱の中をきれいに掃除しておきます。 少し前に巣立っていった枝垂れ桜の巣箱も掃除するために開けてみると、小さな卵が1卵残っていました。 懐中電灯で透かして見ると、この卵は無精卵でした。
卵の大きさは、およそ長径18mm、短径13mmという本当に小さな卵です。 こんなに小さな卵から一つの命が誕生し、先日掲載したかわいい雛に成長していくかと思うと、生命の神秘を感じずにはいられません。 そんな命の育みを考えると、この雨の中雛たちは元気にやっているだろうかなどと、巣立った雛たちの無事の成長を願う気持ちが一層高まります。

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