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おりふしの記

ぶらり出掛けたその先で 偶然であったその場の様子を  気楽な気分でカメラにおさめました。 そして、その時の「映像」と「つぶやき」を wagtail流に思いつくままに日記風に綴りました。 その瞬間、瞬間に自然から受け取ったもの、感じたものを大事にしていきたいと思います。

小さな命の育み

 巣立ちの近いことを感じさせていたハナミズキに架けられた巣箱ですが、昨日も朝のうちは親鳥が盛んに虫を運んでいました。 自粛生活でたまったストレス開放もあって、午前中は珈琲タイムでしばらく家を空けました。 昼近く帰宅してみると、午後になっても親鳥の姿が全く見られなくなりました。
 きっと家人がいない静かな間に雛たちは巣立っていったのかも知れません。

ハナミズキの巣箱の巣
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 昨日は、万が一雛が巣箱に残っているようなことがあってはいけないので、扉を開けての確認は今朝になってからでした。 扉をそっと開けてみると、やはり巣の中は空っぽで、雛たちはすべて無事巣立っていったようです。
 今まで巣立ちの瞬間を二度見るチャンスに恵まれたのですが、今回は残念ながら何羽の雛が巣立っていったのかさえもわかりませんでした。 しかし残された巣の様子から、無事の巣立ちであったことは十分予想されます。

枝垂桜の巣箱の巣
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 巣立ちの後、来年に備えて古巣をすべて出し、巣箱の中をきれいに掃除しておきます。 少し前に巣立っていった枝垂れ桜の巣箱も掃除するために開けてみると、小さな卵が1卵残っていました。 懐中電灯で透かして見ると、この卵は無精卵でした。
 卵の大きさは、およそ長径18mm、短径13mmという本当に小さな卵です。 こんなに小さな卵から一つの命が誕生し、先日掲載したかわいい雛に成長していくかと思うと、生命の神秘を感じずにはいられません。 そんな命の育みを考えると、この雨の中雛たちは元気にやっているだろうかなどと、巣立った雛たちの無事の成長を願う気持ちが一層高まります。

200625_174909.jpg


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 野鳥

10 Comments

wagtail  

To トリトンさん

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、
まだまだコロナ禍にかかわる事態は、随所にみられるんですね。

サクランボ、売り切れ状態とのこと。
入手の最高の時期を見極めるのは大変でしょう。
しかし、そのためにご夫婦そろってのジャムづくり、
手作り物はやはり一味違いますよね。

せっかく書いたブログですから、たくさんの人に見ていただきたい気持ちは否定しませんが、
わたしは、ブログの閲覧状況はさほど気にしていないんです。
訪問いただいた方にとっては失礼かもしれませんが、
まずは自分が楽しむことを第一にしています。
楽しく思わなくなったら、ブログを閉鎖しようといつも考えています。
アップする内容を見つけたり、見つけたことを映像とともにみなさんに紹介すること、
そのことを楽しみながら細々と続けています。

2020/06/28 (Sun) 10:42 | EDIT | REPLY |   

wagtail  

To ayaさん

巣箱利用のシジュウカラ、三つの巣箱共に無事巣立ちを終えました。
無精卵が混じっていることは、他の鳥でも結構あるようですね。
巣立った雛たちは、近くの林の中にでもいるのだろうか、
雛の声でもしないかと耳を澄ませますが、もちろん聞こえては来ません。
野鳥たちが孵化して、成鳥にまで成長する確率はそう高くないようですが、
ずっと観察してきた雛たちだけに、気持ちの入れ込みがあります。

2020/06/28 (Sun) 07:32 | EDIT | REPLY |   

wagtail  

To とんちゃんさん

巣作りの仕上げは獣毛(犬の毛)を使った、
孵ったばかりの雛には優しい感触に思われる巣になっていました。
場所に応じて巣材を変えていく鳥の知恵にも感心させられます。
梅雨の時期、雨続きの日々ですが、
雛たちはどうしているのかなと思いを巡らしています。

2020/06/28 (Sun) 07:17 | EDIT | REPLY |   

トリトン    

無精卵の出現率はどれくらいなのでしょうか?

こんにちは。

九州北部の大雨大変なことになっていますね。
今年はコロナの影響で避難所運営が一層困難になってくるでしょうね。
自分たちの住む地域に避難指示が出た場合、避難所に何人は入れるのでしょうか?
人数制限が出されて、「これ以上の避難所の利用は無理です。別の場所か、自宅か、自家用車で高台などで避難してください。」と断られるのでしょうか?
心配ですね。

ヒナが巣立った後、巣の掃除をしておられるのですね。
心優しいオーナーですね。

自然界で、無精卵の出現率はどれくらいなのでしょうかね。

午前中は、道の駅の産直まで、「サクランボの発送」に出かけたのですが、既に売り切れでした。今年は、花期に気温が低かったためサクランボが少ないそうです。
昨年、サクランボ狩りに出かけた観光サクランボ園も、今年は観光客のサクランボ狩りを注視していました。結局、サクランボの発送は明日出直すことにしました。

早く帰宅したので、午前中は夫婦で「サクランボ」と「アカフサスグリ」のジャム作りをしました。そして、さっそく昼食にそのジャムをパンに付けていただきました。

手製のジャムもいいものです。美味しかったです。

昨日の「将棋の記事」ですが、90分以上かけて作成したのに、文字化けのような状態になり没となり、再び40分かけて作成し直しました。(初の文字化け?でした。コピペがいけなかったのでしょうか?)

将棋記事はマイナーなためハードルが高いらしく、非公開コメント1、拍手1です。
ものすごく時間をかけた記事なのですが訪問はあれど、拍手1の寂しい限りです。
心折れそうです。

将棋の記事なので、みなさん読みもせず素通りなのでしょうね。
拍手を30~50もいただける貴ブログはすごいなあと思います。

まあ、それでも将棋ファンですので、藤井7段を応援していきます。

   Have a nice day.

2020/06/27 (Sat) 15:11 | EDIT | REPLY |   

aya  

おはようございます。

留守の間に巣立ったのは残念でしたが無事に巣立ちが出来てよかったですね。
卵が一個。
どうしたのかと思いました。
無精卵ですか。
有精卵の中に無精卵も混じっていたということでしょうか。
不思議ですね。

2020/06/27 (Sat) 09:03 | REPLY |   

とんちゃん  

巣立ち

巣立っていったのですね
なんだか親しみを抱いていたので我がことのように思え無事に巣立ちを迎えありがたいなんて思っています。
随分あったかそうな巣だったのですね
これならすくすく育つこと間違いない
無精卵も産むのですか 知らなかったです
芽生えた親心 ずっと頭から離れずどうか無事で♪と祈る思いでしょう

2020/06/27 (Sat) 07:29 | REPLY |   

wagtail  

To nadeshikobutaさん

最近のシジュウカラは家庭の郵便ポストや鉢の中など、
ちょっとした空間があると巣を作るようです。
シジュウカラは一週間ほどですが完成しますが、
このシジュウカラが参座に使った白く見える材料は、
我が家の柴犬のブラッシングした毛を使っていました。
長い間観察していると、巣立った雛への愛着がわいてきます。

2020/06/26 (Fri) 20:12 | EDIT | REPLY |   

wagtail  

To yamashiro94さん

身近な場所でこうした野生の営みに触れることができる幸せを感じます。
シジュウカラでしたら、最近は都市部でも営巣しているようですから、
公園や庭などがあれば、子育ての活動に巡り合えるチャンスがあるかもしれませんね。
シジュウカラにとっては残念なことかもしれませんが、
無精卵が残っていたことで、また新たな知見を得ることができました。

2020/06/26 (Fri) 20:04 | EDIT | REPLY |   

nadeshikobuta  

感心しちゃう・・・

鳥って誰に教わるわけでもないのに上手に巣を作りますよね。
綿のようなものは何処から集めて来るのか・・・感心しちゃいます。
取残された無精卵、、、ちょっと寂しいかな。
巣だった雛たちが無事生きて大人になりまた来年戻ってくることを願うばかりですね(*^-^*)

2020/06/26 (Fri) 17:35 | REPLY |   

yamashiro94  

こんにちは。

そうですか。
とうとう雛が巣立ったのですね。
巣立ちの様子は見られなかったとのこと。
でも、いままでに二度も見られたのなら、いいですね。
住宅街の真ん中に住む私には考えられないことです。
こちらでも人通りの多い駅の通路につばめ?が巣を作っていました。
雛がさかんに翼を広げているのを遠くからですが、観察できました。

無精卵がひとつ残されていたとか。
長い間、巣立ちを観察されていると、生命の神秘を感じない訳はないのでしょうね。

2020/06/26 (Fri) 16:47 | REPLY |   

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