おりふしの記

ぶらり出掛けたその先で 偶然であったその場の様子を  気楽な気分でカメラにおさめました。 そして、その時の「映像」と 「つぶやき」を wagtail流に思いつくままに 日記風に綴りました。 その瞬間、瞬間の 自然から受け取ったもの、感じたものを大事にしていきたいと思います。

アワフキムシ

 草原にちょっと足を踏み入れると、草の茎の一部が泡だらけになっているのをよく見掛けることがあります。 我が家の隣は空き地になっていますが、少し前からこうした泡がどの植物といわず、あちらこちらにたくさん見られるようになりました。   

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 この泡の正体はいったい何だろうかと疑問を持ったことがきっとあるでしょう。 子どもの頃こうした疑問がわき、泡をかき回してみたものです。
 子どものころしたように泡を少し広げてみると、中から虫が出てきました。 この泡は、アワフキムシという虫の幼虫が作る「巣」なのです。
 体長5~10mmの幼虫は、植物の汁を吸って生きています。 アワフキムシの排泄物にお腹の気門から空気を吹き込み泡立たせています。 そして、できた粘度の高い泡の固まりを巣にしているのです。

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 ちょっと気の毒でしたが、姿と大きさがはっきり分かるように、アワフキムシを楊枝の頭に乗せてみました。

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 幼虫が出す泡の正体は、植物から吸った液から栄養分を吸収したあとの余分な水分とアワフキムシが生活する上で不必要になった物質だというわけです。 アワフキムシにとっては、泡の中は外敵からも守られ、穏やかな条件が整った泡の中で快適な生活を送ることができるわけです。
 この巣は粘度が高く、とても丈夫で雨や風で吹き飛ぶことはありませんし、晴れの日が続いても干からびることはありません。 こんな小さな昆虫たちですが、すばらしい知恵にはいつも感心させられます。

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 昆虫

4 Comments

白竜 (はく りゅう)  

アワフキムシ

こんばんは!
なるほど・・・いつも気になっていたのですが・・・これが泡の正体ですか!
なかなかユニークな風貌ですね!
また、今日の 貴記事は 味があり、ホッコリしました m(_ _)m

2018/05/29 (Tue) 21:38 | EDIT | REPLY |   

wagtail  

To 白竜さん

アワフキムシはカメムシの仲間で、
アワフキムシは約2000種類もいて、世界中に広く分布しているそうです。
中から何が出てくるか分からないのですが、
子どもの頃から変わったものを見付けると
すぐ確かめてみたくなる性分でして…。

2018/05/30 (Wed) 14:21 | EDIT | REPLY |   

タッキー  

おはようございます

wagtailさんのおかげで謎が解けました!

アワフキムシって云うんですね~
先日、空き地の草刈りをしたんですけれど、こんな泡が付いた草がいっぱいあったんです・・・

2018/06/03 (Sun) 06:04 | REPLY |   

wagtail  

To タッキーさん

この時期、あちらこちらの草藪で、この泡状の巣が目に付きます。
アワフキムシにも色々な種類があるようですが、
泡の中はさぞ快適な環境なんでしょうね。
昆虫たちの知恵には、ただただ感心するのみです。

2018/06/03 (Sun) 10:21 | EDIT | REPLY |   

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