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おりふしの記

ぶらり出掛けたその先で 偶然であったその場の様子を  気楽な気分でカメラにおさめました。 そして、その時の「映像」と 「つぶやき」を wagtail流に思いつくままに 日記風に綴りました。 その瞬間、瞬間の 自然から受け取ったもの、感じたものを大事にしていきたいと思います。

オトシブミの知恵

 昨日の真夏を思わせるような陽気から一転、今朝は灰色の雲が低く垂れ込め、時折雨粒が落ちてくるような凌ぎやすい朝を迎えました。 いつものように朝の散策に出ましたが、道脇の林は若葉が茂り気持ちのよい風景が広がります。 足元を見るとコナラの枝下に写真のような葉の筒が落ちているのを見付けました。 周囲に散らばっているのを少し拾ってみましたが、これは、オトシブミという甲虫が作った 「揺りカゴ」 なのです。

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  オトシブミとは、木の葉を巻いてゆりかごをつくる性質をもったゾウムシの総称ですが、実に器用にきれいに巻き上げてあるものです。
 拾ったオトシブミは、数日前に落とされたものと見え乾燥し始めていましたが、慎重に葉を巻き戻し、開いてみました。

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 開いた葉の先端近くには、黄金色の透けるようなきれいな甲虫の卵が一つ産み付けられているのが見付かりました。  やがて卵から孵った幼虫は、この揺りカゴを食べ、外敵や乾燥から守られながら成虫になるまでこの中で暮らしていくのだろうと思います。
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 こうした小さな虫たちの営みに触れ、わたしたちの予想もしなかったようなばらしい虫たちの知恵に感動させられることが多いものです。
 実は、このオトシブミについては数年前にも詳しく調べてあり、「旧おりふしの記」にさらに詳しく掲載してあります。  興味のある方は、「旧おりふしの記」の『オトシブミの作った「ゆりかご」』に立ち寄ってみて下さい。 きっとさらなる感動が得られるかも知れません。
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 昆虫

2 Comments

okko  

オトシブミの季節ですね。散歩しているとあちこちで見かけます。
私は和菓子の「落し文」で初めて知ったのですが、まさか
こんな虫の作ったものが、和菓子の題材になるとは思ってもみなかった
です。日本人の感性って素敵ですね。

2018/05/17 (Thu) 11:12 | REPLY |   

wagtail  

To okkoさん

葉の柔らかい新緑の季節、オトシブミを作るには好条件のため、
足元に注意して歩くと、いくつか見付けることができます。
和菓子の題材にもなったんですか…。
風情を感じさせますねぇ。
それにしても小さな甲虫の知恵には感心させられます。

2018/05/17 (Thu) 17:00 | EDIT | REPLY |   

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