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おりふしの記

ぶらり出掛けたその先で 偶然であったその場の様子を  気楽な気分でカメラにおさめました。 そして、その時の「映像」と 「つぶやき」を wagtail流に思いつくままに 日記風に綴りました。 その瞬間、瞬間の 自然から受け取ったもの、感じたものを大事にしていきたいと思います。

歳神様 と どんど焼き

 最近は外で遊ぶ子どもの声はさっぱり聞かれなくなりました。 ところが、昨日は朝早くからあちらこちらから子どもの甲高い声が聞こえてきました。 どうやら村内の家庭を回って、子ども達が外されて玄関先に出されている松飾りを集めているようです。

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 そして、お父さんたちの力で組み立てられたどんど焼きの骨組みの回りを集めた松飾りで覆い、どんど焼きを完成させました。 やがて、どんど焼き開始の時刻が迫ると、昨日公民館に集まって作った繭玉を手に、お母さんと一緒に集まってきます。
 こうして村内の若いお父さん、お母さんそして子ども達が集まることはなかなかありません。 昔に比べると、どんど焼きの規模も随分小さくなりましたが、こうして親子で作るどんど焼きの活動は、いつまでも引き継いでいって欲しい行事の一つです。

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 点火すると、激しく煙をたなびかせながら、歓声とともに火の手が高く上がります。 点火してしばらくは火の勢いが強いので、繭玉をあぶるのに適した火勢になるまで、回りでどんど焼きの骨組みがが崩れ落ちるのを待ちます。 万一の事態に備え、消防団の青年も待機している姿がありました。 まさに村を挙げての行事です。

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 煙を避けながら待つこと20~30分、ようやく火勢が弱まると、持ってきた繭玉を一斉に火にかざします。 柔らかくなった繭玉を口にしている子どもに、母親が「繭玉を食べると、風邪を引かないんだよ」と話している声が聞こえてきました。 わたしも子どもの頃経験したどんど焼きを、今になっても鮮明に覚えています。 こうして、昔からの伝統行事が親から子へと、次世代に引き継がれていくんですね。
 
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 そう言えば、今朝の新聞の「生活雑記欄」の文面の中に、こんなことが記されていました。

 「12月31日の日没とともに歳神様は山から下りてこられ、松飾りを目印に家の中にお入りになる。 鏡餅に宿られた歳神様は、どんどん焼きの煙に乗って山にお帰りになる。」


 歳神様、松飾り、鏡餅、どんど焼きが繋がっていることが分かりました。 正月に行っていることにも、ひとつひとつ意味があることを初めて知り、感慨を覚えました。
 何十年も生きてきたわたしですが、まだまだ知らないことが何と多いことか…。 来年は、きっとこれらを今までとは違った思いで受け止めるに違いありません。 

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 文化

6 Comments

タッキー  

こんばんは

どんど焼きお疲れさまでした。

私のところでは、小学生とPTAが行う通例でしたが、いよいよ小学生が居なくなってしまい、隣組が交代でどんど焼きを行う事になって数年経ちます・・・

今年は準備だけで、当日は用事で参加できませんでした・・・(汗)

年神様のお話し、教えて頂きありがとうございます。

伊那谷の我が町近辺では、お年取りと言って、大晦日におせち料理を食べる風習があるのですが、このお話しでようやく理由が判りました!

日没とともに、山を降りて門松を目印に鏡餅に宿る!
なるほど~!

お年取りって意味がようやく理解できました!

2018/01/08 (Mon) 21:51 | REPLY |   

白竜(はくりゅう)  

どんど焼き

こんばんは!
「どんど焼き」の解説を ありがとうございます。
他の地方で、「どんど焼き」があるということは知っていましたが・・・子供の頃 農村に住んでいた私ですが・・・ その経験がありません。
正月の飾り物は、神社へ持って行って、神社で焼いてもらってました。それが、「どんど焼き」だったのかも知れませんが・・・(^^;)
風習にも、一つ一つ 意味があるのですね!
いい勉強をさせて頂きました m(_ _)m

2018/01/09 (Tue) 01:48 | EDIT | REPLY |   

wagtail  

To タッキーさん

わたしもこの新聞記事の内容から、親の話の意味するところを初めて知りました。
鏡下も、刃物を使わずになぜ割って食べるのかと疑問でしたが、
同じ記事の中で、神が宿っていた鏡餅なので、
刃物は使用しないのだと解説していました。

わたしの村でも小学生がどんどん減ってきています。
今のところまだ育成会の活動として継続できています。
例え小規模であっても、繋いで欲しい伝統行事だなと毎年思いながら眺めています。

2018/01/09 (Tue) 09:08 | EDIT | REPLY |   

wagtail  

To 白竜(はくりゅう)さん

今回新聞記事を目にしたことにより、沢山のことを知り、
今まで何となく行ってきた風習には、
それなりの意味があることが分かりました。
子どもの頃体験した年末年始の風習を思い出すとともに、
その時に母親が話してくれたことの意味をかみしめています。
今度はわたしたちが、子や孫に伝えていかなければいけませんね。

2018/01/09 (Tue) 09:13 | EDIT | REPLY |   

okko  

懐かしいどんど

私の小さい頃はどんど焼きは普通に行われていましたが、
もう何十年も忘れていました。
しかもどういったいわれがあるのかも知りませんでした。
目からうろこ・・・です。ありがとうございます。
日本の歳時記、知らないことだらけです。
母の介護が終わったらそういったことを学んでみたいです。

2018/01/09 (Tue) 16:51 | REPLY |   

wagtail  

To okkoさん

わたしの子どもの頃は、大きなどんど焼きの骨組みが組まれ、
沢山の地域の人々が集まってやっていたどんど焼きです。
松飾りに松の枝を使わずに、紙で代用した頃からか規模が小さくなりました。
わたしも新聞記事を読んで、初めて知りました。

2018/01/10 (Wed) 10:35 | EDIT | REPLY |   

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